横断幕に使用される主な素材とは?特徴や用途別おすすめ素材を解説

横断幕を制作する際、素材選びは非常に重要です。
とはいえ、横断幕に使われる素材にはさまざまな種類があり、素材によって耐久性や特徴が大きく異なるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では横断幕に使用される主な素材について、それぞれの特徴や用途別おすすめの素材について解説します。素材ごとの特徴やメリットなどを把握し、目的や用途に合う横断幕選びの参考にしてみてください。
目次
横断幕に使用される主な素材の種類
横断幕に使用される主な素材としては、以下の3種類があります。
- ターポリン
- トロマット
- テトロンポンジ
素材によって発色や耐久性が異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで、用途に合った素材を選ぶようにしましょう。
ターポリン(ビニール素材)

ターポリンは、耐久性が非常に高く、風雨にさらされても劣化しにくいという特性を備えた合成繊維素材の生地です。
さらに表面に少し光沢があるため、写真もきれいにプリントでき、色あせしにくく耐候性が期待できます。
また、約1〜3年程が交換目安のため、屋外で長く使用したい場合におすすめの生地です。
ターポリンには、通常のターポリン生地のほか、以下の種類があります。
グロスターポリン
ターポリンの表面にグロス加工を施した光沢のある生地です。
通常のターポリンよりも発色が良く、視認性に優れているため、写真を鮮やかに見せたい場合におすすめです。
メッシュターポリン
名前の通り、ターポリンがメッシュ状になった生地です。
軽量で風通しが良く、屋外の大型広告や建設現場など風の強い高所での使用におすすめです。
遮光ターポリン
2枚のターポリン生地の間に黒い遮光材を挟んだ生地です。
遮光性に優れ、裏面が透けないため、文字やデザイン、写真やイラストなどを表と裏で使い分けたい場合におすすめです。
ターポリンの種類に関しては、こちらのコラムでも詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。
トロマット(ポリエステル素材)

ポリエステル素材で作られたトロマットは、交換目安は1〜2年程度と、中長期での利用におすすめの生地です。屋内はもちろん、耐久性もあるため、屋外でも使用することができます。
表面は光沢のないマット調で発色が良く、写真やデザインの繊細な表現を再現できるという特徴があります。
また生地自体は軽く、やわらかい厚手の布生地なので、小さくたたむことができ、持ち運びにも便利です。
テトロンポンジ(ポリエステル素材)

テトロンポンジは、使用している糸がとても細くて軽量なポリエステル系の生地です。
風になびきやすく、薄手なので裏抜けしやすくなっています。そのため、裏面からもデザインを見せることができ、インパクトのある横断幕を制作できます。
また、ほかの生地と比べても安価で、交換目安は3ヶ月程度なので短期間での利用におすすめの生地です。なお、屋外で紫外線や風雨にさらされる環境では、色あせや破れなど、素材の劣化が早まることがあるため注意が必要です。
用途別おすすめの横断幕素材
横断幕の作成時に重要なのは、用途や使用環境、使い勝手などを考慮したうえで適切な素材を選ぶことです。
ここからは、用途別に横断幕のおすすめの素材について紹介します。横断幕の素材選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポーツ応援やイベント用
スポーツ応援やイベント用の横断幕は、耐久性や持ち運びやすさから、トロマットやポンジがおすすめです。
トロマットは、耐久性が高く何度も使用できるうえ、デザイン性に優れており、文字や写真を細部まで色鮮やかに印刷した横断幕が作れます。
対して、ポンジは耐久性が低いものの、軽量で取り扱いやすいことから、展示会や短期間のイベントでの使用に向いています。また、比較的安価で制作できるため、予算を抑えたい方にもおすすめです。
当店では、スポーツ応援やイベント用の横断幕におすすめのトロマット生地とポンジ生地を取り扱っております。気になる方はぜひ商品ページをご覧ください。

工事現場・屋外広告用
工事現場や屋外広告用の横断幕には、高い防水性や耐久性をもつターポリンがおすすめです。
ターポリンは布生地よりも丈夫で、色あせしにくいことから、屋外での長期使用に向いています。なお、風の強い場所で使用する場合や取り付けやすさを重視する場合は、メッシュや軽量素材のターポリンがおすすめです。
また、防炎加工を施されていることも多いため、映画館やショッピングモール、駅などの防炎性を求められる場所でも安全に使用できます。
当店では、オリジナルデザインの幕を注文することが可能です。工事現場や屋外広告用の横断幕の作成をご検討されている方は、ぜひ商品ページをご覧ください。

まとめ
横断幕に使用される主な素材は、ターポリンやトロマット、テトロンポンジなどの種類があります。
素材ごとに特徴や用途が異なるため、横断幕を作る際は、使用環境や扱いやすさなども考慮して生地を選びましょう。
用途別に見ると、スポーツ応援やイベント用ならトロマットやポンジ、工事現場や屋外広告用にはターポリンがおすすめです。
ぜひこのコラムを参考に、用途に合った横断幕を制作してみてください。