スローガンの作り方!学校・企業で使える具体的なフレーズを紹介

スローガンはチームや企業の目標やビジョンを簡潔に表現し、一体感やモチベーションを高める重要な要素です。
この記事では、スポーツイベントやビジネスシーンで使えるスローガンの作り方と具体例を紹介し、効果的なスローガンを作成するためのコツやポイントをお伝えします。
明確なメッセージで共感を呼び起こし、チーム全体や顧客の心に響くスローガンを考えてみましょう。
目次
スローガンとは?
スローガンとは、チームや組織の目標やビジョンを簡潔な言葉で表現したものです。スローガンがあることで、その価値観を共有し、メンバー間の一体感や目標達成に向けたモチベーションを高めることができます。また、スローガンは組織以外の人々にも共感を呼び、ポジティブな印象を与える点が特徴です。
商業的な文脈では「キャッチコピー」と呼ばれる場合もあります。キャッチコピーは主に商品の印象を強化し、販売促進を目的としています。一方、「スローガン」はチームや企業の理念、方向性をシンプルな言葉で表現し、組織全体の姿勢を広く伝えるためのものです。
つまり、スローガンは組織の価値観を伝え、共感や信頼を生む大切な手段と考えられます。
スローガンを設定する目的
スローガンを設定するのは、組織やチームにとって重要な3つの要素を達成するためです。
■チームの方向性を共有する
スローガンは、組織全体が共通の目標に向かって進むための指針です。明確なスローガンがあれば、メンバー全員がその価値観を理解し、共通の方向性に従って一貫した行動を取れます。
■チームの団結力やモチベーションの向上
スローガンは短く力強い言葉でメンバーに共通の目的意識をもたせ、彼らを鼓舞する役割を果たします。日々の活動や業務の中でスローガンを意識することによって、メンバーは困難を乗り越えながら、前向きな姿勢で挑戦し続けると期待されます。
■チームや組織のイメージを形成する
スローガンを設定するのは、内外に向けてチームや組織の価値観を伝える強力な手段です。組織が掲げるメッセージが一貫していれば、チームのサポーターや企業の顧客に対して強い印象を与えます。ポジティブな印象はブランド認知の向上に寄与し、他との差別化につながると予想されます。
スローガンの設定はチームや企業の成長に欠かせない要素です。以下に、スローガンの作り方について解説しますので、日々の活動や特別な場面を支えるスローガン作りに活かしましょう。
スローガンを作成するコツ
スローガンを作成する際は、いくつかのポイントと留意点を考慮する必要があります。ここでは、4点について詳しく解説します。
■明確なメッセージを伝える
スローガンは、理念や目標を簡潔に表現するためのものです。曖昧なメッセージでは効果が薄れるため、核心を短く響く言葉に凝縮しましょう。たとえば、「未来に向かってやるべきことを日々継続していきたい」といったメッセージを「今日の一歩が明日を創る」とすることが可能です。
■自社やチームの特徴を簡潔に表現する
スローガンはチームや自社の特徴をシンプルに示すものであり、すぐにイメ―ジできることが求められます。たとえば、「とにかく元気で明るい」「いざというときの団結力が強い」という特徴を「笑顔はじける!最強チーム」といった形で表現します。
■ターゲットと目的を明確にする
スローガンを作成する際には、ターゲットが誰であるかを明確にし、その対象に適したメッセージを考えましょう。スローガンが社員向けなのか、外部の顧客や取引先に向けたものなのかもはっきりさせます。たとえば、社員向けには「チームの力で目標を超えよ」、顧客向けには「あなたの期待を超える、感動」といった具合です。
■ポジティブな言葉を使用する
前向きな言葉はチームの活力やモチベーションを引き出します。例として、部活動では「完全燃焼」より「限界突破」の方が、先を見通した、より強いエネルギーを伝えることが可能です。ポジティブな表現でメッセージの印象を強めましょう。
以上の点を考慮することでスローガンの印象が大きく変わります。チームや個人のモチベーションが一層引き上げられることを意識して、魅力的なスローガンを考えていきましょう。
スローガンの具体例
では早速、スローガンの具体例を紹介します。チームや組織、使う場面や目的、ターゲットによってスローガンの作り方が異なるため、以下に紹介する内容を確認してからスローガン作りに入りましょう。
部活動・チームで使えるようなスローガン
スローガンはチームの方向性や価値観を明確にし、チームの力を最大限に引き出す手段として有効です。
部活動やチームのスローガンを考える際は、「挑戦」「団結」「勝利」など、前向きで簡潔な言葉を選ぶことが重要です。スローガンはメンバー全員が共感できるよう、意見を出し合いながら決めると良いでしょう。
- 限界を超えろ、その先へ!
- 挑戦!可能性は無限大
- 一瞬一秒を全力で!
- 限界なし、挑戦120%!
- 目指せ、頂点(てっぺん)!
- 全力疾走、未来へGO!
- 一致団結、勝利をつかめ!
- Believe, Achieve, Succeed!
- 挑戦者だけが勝利をつかむ
- 不撓不屈、限界の先に栄光あり!
視覚的にスローガンをTシャツや横断幕に取り入れると一体感が増し、チーム全体の士気をさらに高めることが期待されます。
体育祭・文化祭で使えるようなスローガン
体育祭や文化祭のスローガンは、イベントの雰囲気を一層盛り上げる重要な要素です。スローガンを決めることでチーム全体のモチベーションが高まり、イベントがより充実し、心に残るものとなります。
「絆」「挑戦」「勝利」などのポジティブな単語を使い、全員が共感できるメッセージを作ることが重要です。スローガンの決定は、通常生徒会が中心となり、クラスや学年の意見を集めながらおこないます。また、複数の良い言葉やフレーズを組み合わせることで、さらに魅力的なスローガンが生まれるかもしれません。
体育祭や文化祭で使えるスローガンとして以下の10例を紹介します。
- 狙うは優勝、ただ1つ!
- 楽しんだもん勝ち!
- 協力!全力!絶対勝利!
- ゴールの先まで突き抜けよ!
- 百花繚乱 ~思いをカタチに~
- 全力前進!つかもう勝利を!
- 青春はいま、挑戦もいま!
- 仲間!青春!汗!絆!
- 友情パワーで勝利せよ!
- Break the limit(限界を超えろ)
これらのスローガンは、場合によっては修学旅行や合唱コンクール・音楽祭など、様々な学校行事にも応用できるでしょう。
スローガンは生徒全体のモチベーションを高め、イベントをさらに盛り上げる重要な要素です。ぜひ、学校の特色に合ったテーマやフレーズを組み合わせ、皆の心に残るスローガンを作りましょう!
企業理念・会社で使えるようなスローガン
スローガンは企業の価値や理念を明確にし、ブランド認識を高める重要な要素です。設定する際は、シンプルで親しみやすい言葉を選び、複雑な表現や業界用語は避けることが大切です。ポジティブで共感を呼ぶ言葉を選ぶようにしましょう。
スローガンを決める際は経営陣やプロジェクトチームが中心となり、従業員の意見を取り入れながら進めると良いでしょう。参加者としての意識が従業員のモチベーションを向上させ、結果として顧客にも良いイメージを与えると予想されます。
距離を意味する「Mile(マイル)」と、笑顔を意味する「Smile(スマイル)」をかけて「sMile」という表記にするなど、2つの意味を重ね合わせることもできるでしょう。
- 未来のあなたも、美しく。
- いまを幸せに。
- ちょっとつづける、つながる未来。
- 旅にsMileを。
- 今日の一歩が、明日のイノベーション
- 輝く肌、輝く日々。
- いつもそばに、が うれしい
- ちょっと、そこまで。幸せ時間
- おいしい、が いっぱい。
- あなたと、もっと、未来へ
これらのスローガンは親しみやすく、メッセージが明確で、従業員や顧客の心に響くことが意識されています。上記を参考にしつつ、企業の事業内容や目標に合わせて作成してみてください。
まとめ
スローガンは、組織の価値観や目標を簡潔に伝えるための強力なツールです。学校のイベントや企業のブランディングにおいて、ポジティブなメッセージを使えば、周囲の共感を呼びながらチームの士気を高められます。また、企業においてはブランド価値の向上につながります。
この記事で紹介した作り方のコツや具体例を参考にして、自分たちに適したスローガンを作ってみてください。効果的なスローガンを通じて、チームや組織、さらには個人のパフォーマンスをさらに向上させましょう。
スローガンには四字熟語が使われることも多いです。以下コラムでも、チームの団結や勝利、努力などを表すような四字熟語を紹介していますので、スローガンのアイデアづくりにお役立てください。
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